自分で確定申告するときに読みたい本【平成28年分確定申告版】
間もなく、確定申告の本格的なシーズンに突入します。
早い方だと、既に申告書を提出した方もいるかもしれません。
(原則的には2/16〜3/15の期間内に提出することになっていますが、2/15以前に提出することも可能です)
今回の申告では、税理士に依頼せずに、自分で確定申告をしようと考えている方も多いかと思います。
そこで、自分で確定申告をする時に参考にして欲しい書籍をピックアップしてみました。
同業の方が書いた本になりますが、とても分かりやすく書いてある本が多いので初心者の方には分かりやすいと思います。
※この記事では参考書籍をご紹介しますが、本に書かれていることが全て当てはまるとは限りません。
ご自身で確定申告する際はあくまで自己責任になりますので、本に書かれていることを鵜呑みにせず、迷った際には専門家か税務署に相談するようにしましょう。
自分で確定申告するときに読みたい本
確定申告書の書き方
この時期は、確定申告書の書き方を指南するような、いわゆるムック本が多数出版されています。
どれを選んでも間違いはないと思いますが、その中でも事例が多いものを選んでみました。
テーマ別確定申告書の書き方
個人事業者向け、株取引をしている方向け、年金所得者向けなど、テーマ別のムック本も出版されていますので、こちらも参考にしてみてください。
個人事業者向け
株取引をされている方向け
年金所得者向け
マイホームを取得した方
(会計事務所向け)記載チェック用に
いつもと違う所得や控除が出たときのために、チェックポイントを分かりやすく説明してくれています。
複数の申告書を扱う会計事務所向けにも、1冊あると安心かと思います。
青色申告をされる方へ
確定申告書の書き方というよりも、青色申告の決算をされる方向けに、次のような本が参考になります。
クラウド会計を使って初めて確定申告する方へ
freeeやMFクラウド、やよいの確定申告オンラインなどのクラウド会計を使う方が多くなってきています。
当事務所でも、これらのクラウドソフトは全て導入しています。
また、私のまわりでもクラウド会計を導入する方は多いですが、実際に導入してみると、入力は簡単だけど合っているかどうかのチェック方法が分からない、という方がとても多いです。
できれば専門家に見てもらったほうが良いとは思うのですが、もし周囲に相談できる方がいないようでしたら、次のような本も参考にしてみてください。
freee
MFクラウド
やよいの白色申告・青色申告オンライン
主なクラウド会計ソフト
(画像をクリックすると新規ウィンドウで見られます)
これから導入する方におすすめのソフト
特に好き嫌い(昔使っていたなど)がなければ、次のいずれかのクラウド会計ソフト(サービス)がおすすめです。
いずれも大手ですし、料金も使いやすくなっていますので、どれかひとつ選んで使ってみても良いかと思います。
ちなみに当事務所では、次の3つのサービスいずれも対応しています。
freee
簿記の初心者の方におすすめのクラウド型会計ソフトです。
クラウド会計ソフトの先駆けであり、新しい機能をスピーディに追加しています。
シンプルな入力画面と、ユーザーが迷わないようなガイドや直感的な入力方法を重視している印象です。
複式簿記の知識がある方には使いにくい、という意見がネット上に出回ったため、複式簿記が分かる人も安心して使用できるような対応にも力を入れているようです。
MFクラウド
個人の家計簿ソフト『Money Forward』を開発している会社の、会計ソフト版です。
簿記初心者の方にも入力しやすいシンプルな使い勝手で、青色申告・白色申告の両方に対応しています。
その一方で、複式簿記の知識がある方には、複式簿記に対応した入力も可能になっています。
私見ですが、会計業界の方や簿記の知識がある方が選ぶ傾向が強いようで、個人の確定申告ソフトよりも、法人用の会計ソフトの方が人気があるような気がします。
弥生シリーズ
インストール型の会計ソフトではシェアNo.1だと思います。
クラウド会計ソフトの普及がはじまってから少し遅れて、弥生会計もオンラインソフトを発表しました。
クラウドソフトとしては、上記2社に比べて遅れを取った感は否めないものの、どのクラウドソフトも常に最新機能のアップデートを重ねており、普通に使う分には大きな違いは感じないと思います。
従来型の会計ソフトの使いやすさを引き継いでいますので、大手の安心感にメリットを感じる方は、こちらを選ばれるとよいかと思います。
もちろん、インストール型の「やよいの青色申告」もおすすめです。