税理士の選び方

【確定申告の基礎】税理士に依頼することのメリットと注意点(1/2)

こんにちは。
東京都杉並区・西荻窪の税理士、下島です。

「個人事業主が確定申告を税理士に依頼するメリットは何か?」
こんな声をお聞きすることがよくあります。
確定申告はご自身でされる方も多くいらっしゃいますが、実は専門家である税理士に依頼したほうが、時間的に節約できるのはもちろん、金銭的にもお得になる可能性があります。

今回は2回に分けて、確定申告を税理士に依頼するメリットと注意点について解説したいと思います。ご参考までに、税理士の報酬相場にも触れていますので、ご興味のある方はご一読ください。

 

【確定申告の基礎】税理士に依頼することのメリットと注意点(1/2)

個人事業主の方のお悩み

個人の確定申告となると、家電量販店で購入できる確定申告ソフトや国税庁ホームページなどを使って、ご自身で申告される方も多いかと思います。
参考書籍などもたくさん出ていますし、インターネット上に数多くの指南サイトもあります。
(当ブログもお役に立てていれば幸いです)

しかし、いざ実際に自分でやってみて、次のようなお悩みを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「自分でも見よう見まねで確定申告できそうだけど、本当に合っているのだろうか?」
「もっと節税できる方法があるんじゃないか?」
「税理士に依頼すると高い料金を取られるのではないか?」
「結局、税理士って何をしてくれるんだろう?」

今まで何年も自分で確定申告をやってきて、事業も軌道に乗っているし、ある程度自信を持っていらっしゃる方であれば、敢えて税理士に依頼する必要はないかもしれません。

ただ、もし「今後さらに事業の規模を大きくしたい」と考えている方や、「自分でも確定申告はできるけど、準備や手続き、ルールの確認などに時間が掛かってしまって、本業に支障が出てしまう」という方、また「自分の処理方法が正しいのか不安だ」という方は、ぜひ以下の内容もご確認ください。

 

税理士に任せるメリットは?

煩雑な申告手続きの手間が削減されるので、本業に専念できる

税理士がお客様の代わりに記帳から申告まで代行してくれるので、その分、自分の仕事に時間を割くことができます。
税務の世界には、記帳の方法や様々な控除など、専門知識がないと間違えてしまうような項目が数多くあります。本やネットで調べて自分で申告することもできますが、税理士が処理した方が「早く」「正確な」申告を行うことが可能です。

皆さんは、確定申告のために、どれくらいの時間を費やしているでしょうか?
もしも、今まで申告手続きに掛かっていた時間を自分の本業に費やすことができたら、いくら稼ぐことができるでしょうか?
税理士に依頼する際には、費用対効果も合わせて考えてみて下さい。

青色申告が可能

今まで白色申告だった方は、税理士に帳簿作成を依頼することで、青色申告の要件を満たし、65万円の特別控除を受けることができる場合があります。

税率が20%(所得税10%、住民税10%)と仮定すると、青色申告をした場合の節税メリットは以下の通りです。

今まで白色申告や青色10万円控除を受けていた方が、青色申告の65万円控除を受けるだけで、10万円以上の税金が安くなる計算になります。

なお、更に国民健康保険も削減できます。

節税策を提案してもらえる

契約内容にもよりますが、お客様の状況を見て、より有利な税制や特典をご提案してもらえます。
現在の資産状況や事業の状態をもとに、節税策を提案できるケースがあります。
青色申告の場合に家族にお給料を支払ったり、各種の所得控除や税額控除を受けられる可能性もあるかもしれません。

また、例えば消費税については、選択する計算方法によって納税額が大きく異なるケースもあります。
更に、その選択をする場合には事前に届出が必要になるため、きちんとシミュレーションをしてどちらが有利かを検討する必要があります。

正確な帳簿作成・申告書作成が可能

市販されている確定申告ソフトを使えば、何となくひとりでも決算書から確定申告書まで作成することはできてしまいます。
ただ、税金に関するルールは非常に複雑で、しかも毎年変更(税制改正)があります。最新のルールを個人の方が完全にフォローすることは難しいと思いますし、万が一誤った申告をした場合には、後々追加の税金や延滞税を払わなければならなくなるケースもあります。

たとえば、こんな経験はないでしょうか?
「この支払って経費になるんだろうか?」
「大きな買い物をしたけど、全額を経費にして良いのか」
「自宅兼事務所の場合、どこまで経費に入れていいんだろう」
「単に収入と経費を集計してみたけど、もっと節税できる方法はないんだろうか?」
「赤字になったときはどうすれば良いのか」

仮にソフトに全てのデータを入れたとしても、その入力したデータが正しいかどうかの判断も難しいかと思います。
自己流で行っていた帳簿作成(会計ソフトへの入力)も、税理士が専門家の視点で作成・チェックすることで、正しい帳簿を作成できるようになります。

 

税理士に依頼するデメリット

メリットばかりを書いていても信用がないので、デメリットも挙げてみたいと思います。

経理を自分でやらないので、ビジネスに必要な金銭感覚が身につかない

個人事業主で税理士に依頼する方は、全ての手続を丸投げされる方が多い気がします。
このような方は、お金の計算や数字がとても苦手で、事務手続きも苦痛でしかないようです。
税理士からある程度詳しい説明はあると思いますが、自分でやらないと身につかないという方もいらっしゃるのではないかと思います。

将来ビジネスを大きくしようとしている方の中には、個人事業のうちは勉強のためにも自分で記帳と確定申告を行って、法人成り(会社化)してから税理士に依頼するという方もいるようです。
これもひとつの正解ではあるかと思います。
ただ、自分で全ての処理をするにしても、早い段階で気軽に相談できる税理士を見つけておくことはお勧めします。

特に節税策を提案してくれなかった

お金を払って税理士に依頼したのだから、節税策や何らかのアドバイスをしてもらえると思っていたのに、何もしてくれなかったという不満をお持ちの方もいるかもしれません。

これには、いくつかの理由が考えられますが、例えば、
・節税できる余地がない(既に節税策を全て使っているか、所得や税金が生じていないなど)
・税理士との契約に節税策の提案は含まれていなかった
・依頼した税理士のレベルが低い など

依頼する税理士を選ぶだけでなく、(提案やアドバイスをしてほしいという)皆さんのご要望もしっかり伝えたほうが良いかと思います。

 

確定申告で税金が返ってくることになったが、税理士の料金の方が高かった

税理士に依頼する以上、ある程度の費用は避けられません。
申告を依頼したところ税金が還付されることになったものの、税理士に支払う料金の方が高かったという知人もいました。
ただ、確定申告を税理士に依頼する理由を改めてお考えいただきたいと思います。
上記メリットでもご説明したように、「作業を丸投げして本業に専念したい」「自分でやるのは無理なのでお願いしたい」「正しい申告をしたい」と考えて税理士に依頼する場合は、必要経費と割り切って下さい(今年支払った料金は、来年の申告で、事業の「必要経費」に含めることができます)。

 

相性が合わない

ただ確定申告を依頼するとしても、最低限のコミュニケーションは必要となります。
皆さんからも色々とご相談したいことはあるでしょうし、依頼する税理士との相性もある程度は大事になります。
今後も長く依頼したいのであれば、最初に一度会って話してみて、相性が合うか確認してみても良いと思います。

記帳代行や確定申告だけの付き合いと割り切るのであれば、それ程気にする必要はありません。

 

次回へ続きます

https://shi-tax.com/50_kakuteisinkoku7-2/

 

 

 

 


平成28年分(2016年分)確定申告受付中


当事務所では、平成28年分(2016年分)確定申告のお申込み受付を開始しています。

今年の確定申告の提出期間は、平成29年2月16日~3月15日(水)となっています。

お早めにお申込み頂けますよう、よろしくお願い申し上げます。


平成29年1月25日までにお申込みいただいたお客様は、早期申込割引として、基本料金から10%割引致します。

 

 

 



 



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