銀行は融資審査でどこを見ている?創業融資の審査ポイントを税理士が解説

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銀行は融資審査でどこを見ている?創業融資の審査ポイントを税理士が解説
創業間もない会社にとって、「銀行がどこを見て融資を決めているのか?」は非常に気になるポイントです。
自己資金も限られ、まだ実績も乏しい中で、どうすれば融資を受けられるのか。
決算書がない中で、何が判断材料になるのか。
実は、創業融資では書類よりも経営者本人の人柄や準備姿勢がより重視されます。
本記事では、創業直後の企業が融資を受ける際に、銀行がどこを見て審査しているのか、税理士の視点からわかりやすく解説します。
銀行が見るのは「計画」と「人柄」
決算書がなくても大丈夫。その代わりに見られるのは…
創業直後の企業には決算書がないため、代わりに提出するのが「創業計画書」や「資金計画表」です。
銀行はこれらをもとに、次のような観点で事業の見通しを評価します:
- 商品やサービスに市場ニーズがあるか
- 価格設定や仕入れ、利益率などの妥当性
- ランニングコスト(人件費、家賃など)と収益のバランス
- 3年後までの収支見込みが現実的か
つまり、実績がなくても、どれだけ具体的に事業を構想し、数字に落とし込めているかが問われるのです。
審査のカギを握るのは「経営者本人の信頼性」
銀行が最も重視するのは、「この人にならお金を貸しても大丈夫か?」という安心感です。
そのため、次のような経営者自身の姿勢・人柄が見られています:
- ビジネスに対する熱意と継続意志
- ロジカルな説明力と準備の丁寧さ
- これまでの社会人経験や事業に関連した知識・スキル
- 不明点を正直に話す誠実さ
事業計画が完璧でも、「経営者が信用できない」と判断されると、融資は通りません。
人柄こそが、創業融資における最重要ポイントと言っても過言ではありません。
銀行担当者が見ている、意外なポイントとは?
面談の受け答え・対応の仕方
銀行との面談では、受け答えの内容だけでなく、次のような点も見られています:
- 書類の提出期限を守っているか
- 質問に対して、根拠を持って説明できるか
- 不明点をそのままにせず、調べたり相談したりしているか
こうした日頃のやり取りから、経営者としての姿勢や信頼度が評価されます。
資金使途の説明があいまいではないか?
「何にいくら使うか」を明確に説明できるかどうかも重要です。
たとえば、「内装工事に100万円」「仕入れに30万円」など、具体的かつ現実的な資金計画が求められます。
逆に、「だいたい〇〇に使う予定」などあいまいな説明では、銀行の信用を得にくくなります。
創業企業が融資を受けやすくするための工夫
税理士や創業支援機関と連携していること
創業間もない経営者がすべてを完璧にこなすのは困難です。
そのため、税理士や中小企業診断士、創業支援施設など第三者の専門家と連携していることは、大きな安心材料になります。
銀行も、「専門家が関与しているなら安心」と感じるため、融資が通りやすくなる傾向があります。
融資後の計画・情報開示の姿勢
借りた後にどうやって事業を成長させるか、また、定期的に報告や情報提供を行う意思があるか。
こうした「融資後の関係づくり」に前向きな姿勢も、銀行との信頼関係を深めるポイントです。
まとめ|「この人になら貸せる」と思ってもらうことがカギ
創業融資では、決算書や数字よりも、経営者本人の信頼性・誠実さ・準備力が何より大切です。
- 事業内容が現実的か?
- 経営者の人柄は信用できるか?
- 融資後の対応もしっかり考えているか?
こうした観点をもとに、銀行は総合的に判断しています。
創業融資を成功させるためには、「書類を整えること」以上に「信頼されること」を意識して取り組みましょう。
資金調達に不安がある方は、ぜひ当事務所までご相談ください。創業融資に精通した税理士が、事業計画書の作成から面談対策まで、親身にサポートいたします。
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代表税理士 下島聡司